英語の歴史について

英語の歴史について

せっかく英語に興味を持ったのであれば、英語の歴史に触れるとより身近なものになる。

英語は本来のオリジナルとなる言語があり、そこに外来の言語より多くの単語や文法を導入した歴史として、できあがった言語である。

それは日本語と生い立ちが似ており、多くの言語の良い所取りをしているという特徴がある。

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3つに分けれる英語の歴史

大まかに英語の歴史は3つに分けることができるため、それぞれ詳しくみていこうと思う。

古英語

約500年から1100年まで使われていた英語の起源ともいうべき言語が「古英語」である 。

元々はブリテン島ではケルト人によってケルト語が使われていたが、476年に西ローマ帝国の皇帝がゲルマン人により追放され滅亡し、古代から中世ヨーロッパが始まることになる。

その際にゲルマン人がケルト人を北西へ追いやりブリテン島を征服して持ち込んだ言語が始まりと言われている。

このブリテン島は日本の本州程度の大きさの国だが、現在世界で多く利用されいる言葉はこの小さな国から始まった。

ちなみにこの古英語というのは、現在の英語とは全く異なるものとなっているため、理解することはできない。

中英語

古英語の次に大きな転機が訪れたのは、1066年にノルマン・コンクエストが起こりイングランドがフランスに占領されたことである。

これににより、英語は古英語から中英語へ移行していくことになる。

この時代の特徴として、支配層はフランス語を使い、支配層される側は英語を使う二重言語環境という点である。

そしてフランスとの百年戦争の中、1362年フランス語は公用語としての地位を失い、英語が再び公用語として復活することとなる。

英語は長く文化・政治の分野で使用されていなかったため、当時の英語に不足していた表現はフランス語、ラテン語から積極的に取り入れられ、様々な言語の要素が交わっていった事が理解できる。

近代英語

中英語の後、18世紀頃に現在の一般的な英語文法が整う時代が訪れる。

ここで重要な要素として、近代英語に大きな影響をもたらしたのは、印刷技術の発展という背景である。

それまで英語には多くの方言があったが、印刷する際にはスペリングを統一する必要があったため、印刷地のロンドン英語のスペアリングが使用されることになる。

そこからロンドン英語が標準英語となるきっかけとなり、その後英語は世界中に広がっていくことになっていく。

こういった変化を少しでも知ることで、英語に対しての接し方が変わってくるのではないかと思う。

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